貿易本部 化成品事業部 化成品部
化成品二課 課長
Cさん(2008年1月入社)
ママ社員3名、管理職社員2名とそれぞれの立場で活躍するハイケムの女性社員の皆さんに集まっていただき、ハイケムのカルチャーや働きやすさについて、女性ならではの目線で語り合っていただきました。
貿易本部 化成品事業部 化成品部
化成品二課 課長
Cさん(2008年1月入社)
貿易本部 電子・環境材料事業部
電子材料部 専門課長
Hさん(2012年8月入社)
貿易本部 化学品事業部 機能化学品部
Dさん(2014年8月入社)
コーポレート部門 業務部 物流開発課
Aさん(2021年1月入社)
― 皆さんが感じるハイケムのカルチャーとは?
H 中国人が多い(笑)。
ALL 確かに(笑)。
H 日本の普通の会社と比べたら堅苦しい雰囲気ではないと思います。わりとフラットな組織ですね。
A それはありますね。
H あとは、上司との距離が近いですね。上司に提案をしたりアドバイスを求めたり、自分の意見の主張がしやすいと思います。
一般的な日本企業では、上司に相談しても提案が通りにくいという話を聞いたことがあります。ハイケムでは、会社に売上と利益を残せるのであれば、自分たちの提案が通ることが多いです。
D 確かにそうですね。チャレンジしたいことがあれば、だいたいポジティブなフィードバックがもらえます。そして、実力不足なところはちゃんと上司がサポートしてくれる。上司が持っている人脈とかも惜しみなく提示してくれて、変に隠したりとかは全くなく、情報共有もしっかりしてくれます。
本当に、ハイケムの上司はみんなそんな感じだと思う。細かいことにあまり口を出さないで基本は任せてくれます。ただ、クレームとか一人で対処できないときはちゃんと出てきてくれて。
C ハイケムの営業マンはまず、ゼロから自分が担当する製品を探し出してきて、取引が決まると、実際にお客様に納めるまで一通りのことを一人で担当します。決済の仕方や物流なども100%知識を以て対応する必要がある分、鍛えられている。だから、一人ひとりの営業マンの「個」のチカラがすごく強い。
その中で、自らテーマを選べるというのは、会社がある程度の自由を社員に許容しているからできることだと思います。与えられた仕事だけをするのではなく、自分でやりたいことを探し出して、上司に相談して実行に移し、成果に結びつける。そういったフローが自然に回る文化が醸成されています。だからこそ、会社も成長しているのではないかなと思います。
A 確かに、皆さんが「個人の責任」できちっと仕事をしているという感じがすごくしますね。「自由」ってすごく責任が伴うものだと思うんです。
そこをやっぱりハイケムの社員は一人ひとりが理解しているから、会社も上司も「自由」にやらせてくれているんじゃないでしょうか。
― ずばり、ハイケムは女性が働きやすい会社ですか?
ALL 女性も男性も関係ないですね。
D 逆に女性の方が強いかも(笑)。
C 女性は補助という色があまりないですね。営業では、女性だから、文系だから補助ということにはならない。あくまで実力主義です。
D 中国の文化的なところも関係しているかもしれません。中国だと職場で男性だから、女性だからということはあまり関係ないです。
C ママにも優しい職場だと思いますよ。
― どういうことですか?
C 私は二度、産休と育休を取得しましたが、復帰後は自分の仕事も立場も取り戻すことができました。また、子供が小さい時に発熱とかで休まなきゃいけない時も、周りからは全く嫌な顔をされません。
D 私は今年の3月に育休から復帰しましたが、日本人のママ友には、時短で復帰するとか、異動になったとかいう人もいました。ハイケムの良い点は全部自分の意志で決められることです。時短をとるかどうかもそうですし、営業に残るかどうかも含めて。「子供がいるから、営業の仕事はできないだろう」ということには絶対にならない。キャリアの面でもママにとってよい会社だと思います。
― CさんとDさんはハイケム在職中に、産休と育休を取得されていますが、休み期間の仕事の振り分け、復帰後の仕事についてはどうですか?
D 私は1年2ヶ月産休と育休を取得して今年の3月に復帰しましたが、私が担当していた仕事は課の中で分担してくれました。うれしかったのは、私が休む分、仕事の量は増えるのですが、それを嫌がらないで、むしろ喜んでくれたことです。新しいお客様や製品の情報を知ることができ、お客様とのコミュニケーションが増えるからです。
― 復帰した後の対応は?
D 上司や同僚と話し合いの末、合理的に私の担当に戻すものとそのまま彼らに担当してもらうものを分担しました。それもお互い同意の上で決定することができました。
― Cさんの場合は、管理職の立場での産休、育休だったと思うのですがいかがでしたか?
C 私の場合は、管理職なので仕事を抱えていない分やりやすかったのかもしれません。戻ってくる時も、お客様とのつながりなどを考慮していただき、元のテーマやポジションを維持したまま復帰できたのは本当にありがたかったです。
― 皆さん時短制度は活用されていますか?
D 時短は取らずフルで働いています。
C 私もフルで復帰しました。日本の保育園がしっかりしているからできることだと思います。
A 私もフルで働いています。ハイケムは全然残業がないので。ほぼ定時で帰ることができます。
C そうですね。私も基本的には残業はしません。ただ、残ってしまった仕事をたまに持ち帰ることはあります。自分の仕事に対して責任を持っているので、それを残業とは思いませんね。会社じゃなくてもできることなので。
D 私も残業はしないでだいたい定時で帰ります。私も残った仕事は子供が寝た後なんかに処理したりすることはあります。本当に、陳さんのいうように残業だとは思っていませんね。
A 残業がほとんどないのはハイケムの良いカルチャーだと思います。日本企業ってあくまで残業が前提という文化がある。求人票に「月の残業時間25時間程度」と、さも良いことのように書いてあったりしますよね。ハイケムの面接のとき、「だいたい6時くらいまで働けますか?」と聞かれて、全然残業が前提じゃなかったので、子供がいても安心して働ける環境だと思いました。
― ママは人の命を預かっているわけで、働く時間の制限って絶対ですよね。保育園に預けられる時間も決まっていますからね。
D そうですね。残業前提じゃないハイケムは女性にとって本当に働きやすい会社だと思います。
H 私は、休みの前とか出張の前とかは残業する派です。でもさっきの責任の話じゃないですが、自分のペースでちゃんと休みを取るようにしています。そういう意味で、自分のリズムで調整ができるのはよい点ですね。個人の責任で仕事と休みのバランスを取っています。
普通の日本の会社は有給をとるのも大変だと聞きましたが、ハイケムは全くそんなことはないですね。自分の仕事がきちんと終われば、いつ休みをとっても特に問題ない。休み中に緊急対応が必要な場合は、会社専用のSNSや電話などでも対応可能です。
A 本当に、有給はとりやすいですね。前の会社だと、義務化の法律ができる前までは、ひどい時には有給取得できるのは年に1回とかでした。それも1週間くらい前に上司に理由を報告して、休みの間の引継ぎ者を指定したりとけっこう大ごとでした。ハイケムみたいに気楽に有給をとれなかった。ママだと子どもが熱を出して休まなくてはならないことも多いので、本当にありがたいですね。
― 営業の場合は、ママでも中国出張とかもあったりしますか?
C ありますね。コロナの前だと、子供と一緒に上海に行って、両親に子供を預けてから中国各地を回っていましたね。コロナ中はできませんでしたが、今はビザの関係で両親が日本にいられるようになったので、預けて出張に行くことができるようになりました。
D 私も両親に日本に来てもらっています。
― 中国の場合は祖父母が子育てに積極的に関わってくれますよね。
D そうですね。それは中国の文化ですね。フルタイムで働く上では大変助かっています。
― 中国と日本で働く女性に対する考え方の違いってあると思いますか?
A 日本の場合は世間一般でいわれている通り、やっぱり女性は働きづらいと思いますね。結婚してやめるっていう人はだいぶ減ってきてはいますが、大卒の女性が、結婚や妊娠で退職してしまうリスクがあるから雇いたくないという目で見られてしまうことはまだまだあるのではないでしょうか。
実際結婚して働いたら、「旦那さんの面倒ちゃんと見られているの」といわれる。母親になったらその圧力が更に強まって、飲み会に参加しようものなら、「母親なのに」といわれるし、参加しなかったら参加しなかったで「だから母親は」といわれる。たぶん日本の企業で働いている女性って、かなりの割合で働きづらさを感じているのではないかなと思います。
社会全体で、「女性はこうあるべき」という思い込みが強いんだと思います。
― 中国はどうですか?
C 元々、自分の両親も共働きで、両親の両親も共働きという環境で育ってきた。
D うん、だから子供の面倒は一般的におじいちゃん、おばあちゃんが見てくれるので、結婚したからとか妊娠したからという理由で仕事を辞めるという考え方があまり文化的にはないですね。
C 働きたかったら働けばいいし、社会としてもそれを認めてくれるレールがあるのかなと思います。
― 最後に皆さんの今後の目標を聞かせてください。
C 私は常に考えていることですが、周りの人に「陳さんがいてくれてよかった」といってもらえるような働き方がしたいと考えています。
H 私は今新規開拓をメインで担当していて、今月新人も入社してくれました。この2、3年で新人を育てながら、新規事業を軌道に乗せることが当面の目標です。そして軌道に乗せたら、私も陳さんや戴さんみたいに、結婚して産休をとりたいですね(笑)
D そうですね。子供ができてすごく感じるようになったのですが、人として成長したいという想いが強くなりました。何のために仕事をしていて、私は母親として何を子どもに見せられるのかについて色々考えています。
A 私は中国人の多い会社の中の日本人で、一応日本の通関とか貿易法令関係の知識があるので、それをハイケムのビジネスに役立てたいですね。ハイケムが推進する新規ビジネスとか事業の拡大とか、ハイケムが大きくなるために自分のチカラを活かしていきたい。まだまだ力不足のところもたくさんありますが、会社と一緒に成長していけたらいいなと思います。