中国と日本をつなぐ
薬事のプロフェッショナルを目指す
貿易本部 医薬品・ヘルスケア部 薬事課
Zさん
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CAREER
- 2012-09
- 瀋陽薬科大学にて薬学部を専攻
- 2017-04
- 東邦大学にて薬学部修士課程を履修
- 2019-06
- 化学材料メーカーにてポリマー合成の研究職に従事
- 2021-03
- ハイケムに技術営業職として入社
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志望理由
ハイケムに入社を決めた理由は?
就職活動の軸として、大学で勉強した化学や薬学の専門知識と中国語が活かせる職場を探していた時に、ハイケムの求人を見つけました。ハイケムは化学専門商社でありながら、メーカー機能も有しており、さらに中国や欧米に複数の拠点があるため、グローバルレベルでビジネス展開できる環境が整っている点に魅力を感じました。また、いつかは、日本と中国の橋渡しができるビジネスに関わりたいと思っていたこともあり、迷わず入社を決めました。
「技術営業職」を希望した理由は?
「中国語」と「医薬品の知識」の両方を活かせるという点でとても魅力を感じたことがきっかけです。実際に技術営業として働く中で、医薬品の品質の測定をする際に専門の設備を使用することもあるので、大学や前職で学んだことを活かすこともできます。
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仕事内容
今の仕事内容は?
現在は、医薬品原薬の輸出入に関わる薬事申請手続きを行うために、翻訳、資料作成などを担当しています。中国と日本の間で、医薬品を輸出入するための申請手続きに関する必要書類の作成が主要な業務です。
さらに、新規事業である核酸、アミノ酸関連製品の営業も担当しています。中国には実力のあるメーカーが多数存在しており、これらメーカーの製品の魅力を日本メーカーに伝え、日本市場の開拓に取り組んでいます。ハイケムで仕事をする上で大変なこと、やりがいは?
やはり、自分が翻訳した申請書類を提出し、無事に申請が受理され、証明書がもらえた時ですね。申請書類を作成するために必要な資料収集、翻訳作業は膨大であり、かつ正確性が求められます。現在は、上司と二人で書類作成作業を進めていますが、一つの製品を申請するのに必要な書類を揃えるには、やはり2~3か月はかかります。また、法規制も日々変化するため、それらの知識を常に吸収する努力も欠かせません。こうした努力を重ねて完成した資料が受理されたときは、何にも代えがたいやりがいを感じます。
仕事をする上で大切にしていることは?
「正確さ」と「真摯さ」です。薬事資料は専門性が高く、小さいミスでも大きな影響を及ぼす可能性があります。そのため、どんなに忙しい状況でも「正確さ」を意識し、ミスがないよう何度もチェックを重ねるなど、細心の注意を払うようにしています。
また、常に変化する法規制に対応するため、日本と中国の薬事関連情報を収集・整理し、業務に活かせるよう努めています。特に薬事関連業務は専門用語が多いため、自分で単語リストや手順書を作成するなど、業務に必要な知識の理解を深める工夫を行っています。
こうした努力のかいもあって、最初の頃は翻訳資料に対して上司から多くの修正指摘を受け、さらに詳しい解説までいただいていましたが、最近仕上げた資料では、「よくできました」と上司から評価をいただくことがありました。これは本当にうれしかったですね。 -
1日のスケジュール
- 09:30
- 出社。メール確認、顧客対応
- 12:00
- 昼休憩
- 13:00
- 顧客との面談(オンラインまたは対面)
- 14:00
- 登録資料の作成、社内調整業務
- 18:30
- 退社
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職場環境
職場の雰囲気や働きやすさはどうですか?
私の所属する医薬品課には、それぞれ異なる強みを持った方が多く在籍しています。中国や日本の医薬品メーカーで長年経験を積んだ方、研究開発に精通した博士、薬事分野に深い知見を持つ薬剤師の方など、日々の業務で不明点があったり判断に迷ったりする場面でも、すぐに相談できる環境があり、とても心強いです。分からないことがあって質問すると、質問したことの回答はもちろん、それ以外の注意点や参考になる文献まで教えてくれるので、すごく勉強になります。実務を通して学びながら成長できるのは、こうした先輩方の存在とサポートのおかげだと日々感じています。
お気に入りの社内制度を教えてください。
私は、時差出勤制度と在宅制度を利用しています。混雑した時間帯の通勤を避けられる点や、自分の生活リズムに合わせて働けることで、仕事にもより集中しやすくなりました。また、週に1回の在宅勤務では、通勤時間を節約しながら、自分の体調や状況に合わせて柔軟に働ける環境が整っているので、とても助かっています。
また、登山やスキー、釣り、相撲観戦などの社内イベントも定期的に開催されており、去年は登山イベントに参加しました。こうした社内イベントは社員同士の交流の場にもなっているので、それが風通しの良い職場環境につながっているのだと感じています。
さらに、運動習慣の促進に向けた運動助成金制度もあるので、1日1万歩を目指してウォーキング習慣を身につけようとしています。