裁量権の大きい環境で挑む
脱炭素イノベーション

サステナベーション本部 C1事業部 炭素・イノベ課
課長 Dさん

  1. CAREER
  2. 志望理由
  3. 仕事内容
  4. 前職での経験を活かせている点
  5. 組織風土・職場環境
  1. CAREER

    2005-09
    大連理工大学にて機械工学科および日本語学科をダブル履修
    2010-10
    日系の大手化学メーカーに就職
    2018-02
    プロセスエンジニアとしてプラントの技術改善・改良等に従事
    2018-03
    ハイケムに入社、C1事業部に配属
  2. 志望理由

    転職を考えたきっかけは?

    日本企業で約8年間働く中で、自分の母国語である中国語を活かせる仕事をしたいと考えたことが、転職を考えたきっかけです。

    ハイケムへの入社の決め手は?

    ハイケムの技術力に強く魅力を感じたことです。特に、入社当時のハイケムは、SEG®技術(合成ガスからエチレングリコールを製造する技術)を中心に大きくビジネスを展開しており、必要な人材を求めている時期でした。私は前職で技術プロセスやライセンス業務に携わった経験があり、双方のニーズが合致したことが大きな決め手となりました。

  3. 仕事内容

    今の仕事内容は?

    現在、C1事業部では、自社コア技術である、エチレングリコール技術を基に、CO/CO2関連の技術開発に取り組んでいます。中でも、脱炭素における3つの主要なアプローチであるCCU(Carbon Capture and Utilization)、バイオ、リサイクルに関わるプロジェクトを推進しています。

    国のプロジェクトとしては、「CO2を原料としたパラキシレン製造に関する技術開発」、「規格外ココナッツから持続可能な航空燃料(SAF)の製造」があります。また、自社内のプロジェクトとして、バイオテクノロジーを活用した化学品や、生分解性緩効性肥料に関する開発も進めています。さらに、生分解性化学品やグリーン化学品などの企画も担当しており、日々新しい知識やトレンドを取り入れながら、新たな企画の立案や既存プロジェクトの推進を行うことが私の主な仕事です。

    現在の裁量権の範囲は?

    担当プロジェクトにおいては、自分で考えた方向性で業務を進めることができます。一般的な日本の大企業では、これほどの裁量権を持つことはなかなかありません。ただし、自分の判断が本当に正しいのか、他の方に誤解を与えていないかと不安に感じることもあります。新卒時代、上司から「チームリーダーになった後は、自分の進め方が正しいのかを日々自問自答する必要がある」といわれた言葉の重みを、今になって実感しています。

    仕事をする上で大切にしていることは?

    人とのつながりを大切にしています。ハイケムでは、目の前の仕事が直接的な成果に結びつかなくても、相手との信頼関係を築くこと自体が一つの成果であるという考えがあります。実際に、信頼を構築できれば、別の案件で成果につながることもあります。

    特に、ハイケムは中国とのビジネスが多く、当初は日本側のお客様から信頼を得るのが難しいことも少なくありませんでした。しかし、誠心誠意、プロフェッショナルな姿勢で案件に取り組むことで、現在では多くの企業の方々から信頼を得ることができています。中には、国家プロジェクトに参画する案件も多く、人とのつながりを大切にすることで見えてくる景色が全然違うと実感しています。

  4. 前職での経験を活かせている点

    前職での経験やスキルなどを活かせていると感じる瞬間はありますか?

    前職ではプロセスエンジニアとして勤務していたため、新たな技術を理解する際に、その経験やスキルを十分に活用できています。また、現在は研究開発関連の業務にも携わっており、前職で培った、化学プラントに関するノウハウや知識が応用できる場面も多くあります。

    ハイケムに入社して新たに学んだことはありますか?

    お金の動きについて意識して考えるようになりました。
    前職では、プロセスエンジニアとして、技術を進化させ効率を向上させることで、安全かつ効率的にプラントを運用することを主なミッションとして取り組んでいました。そのため、自分の改善が会社にもたらす利益については、あまり深く考えることはありませんでした。

    一方、ハイケムでは新規事業開発を任され、自らビジネスの手段を考え、会社の業績に貢献できるビジネスモデルを構築していく必要があります。自分の働きによって、実際に利益を生み出す仕組みをどのように作り上げていくかを意識するようになったことが、最も大きな学びだったと感じています。

  5. 組織風土・職場環境

    ハイケムの社風や働く環境はいかがですか?

    上司との関係も非常にフラットで、柔軟性の高い仕事環境が整っていると感じています。また、私たちC1事業部の大きな特徴の一つは、さまざまな専門性を持つプロフェッショナルが集まり、チームを形成している点です。メンバーそれぞれが異なる強みを持っているため、独自の視点で得意分野を活かしながらプロジェクトを推進することができます。

    各プロジェクトは新規ビジネスであるため、失敗のリスクも高いですが、メンバーが多様な視点で取り組むことで、思いもよらない解決策が生まれることもあります。このように多様性を活かせる柔軟な風土は、私たちの大きな強みだと考えています。

    ハイケムはどのような人が活躍できると思いますか?

    新しいことに挑戦したいという意欲を持ち、自発的に行動できる方が活躍できると思います。現職でそのような基礎力を身に着け、「ゼロをイチにする」といった新しい挑戦を目指す方にとって、ハイケムは非常に良いプラットフォームだと感じます。

    また、他人とは異なる視点でプロジェクトを推進できる方も強みを発揮できるでしょう。多様な視点を持ち、これまでにない方向に事業を拡大していくことができれば、会社の成長にも大きく貢献できるのではないかと思います。

    ハイケムの評価・報酬制度についてはいかがですか?

    直接業績につながる仕事はもちろん評価の対象となりますが、すぐのキャッシュ化には結びつかなくても、会社のブランド価値向上など、目に見えにくい形での貢献に対してもきちんと評価してくれます。

    私たちのように新規事業に携わるメンバーにとって、そのような評価制度は非常にありがたいと感じています。